平成29年度の「ながさき水産業大賞」養殖業の部で、最高位の県知事賞に選ばれました。トラフグ養殖の裏作として県内で初めて手がけた「海水ウナギ養殖」による安定経営が高く評価され長崎市内で表彰される。
松浦市志佐町の自社試験場で養殖をスタート。トラフグの陸上養殖技術を生かし、入江を挟んで立地する石炭火力発電所の温排水をいけすに「海水掛け流し」を導入して燃料費を抑え、臭みのないウナギの出荷に成功した。
この年は自社でシラスウナギ採取許可を得て、2~3月に県内の河川で計約3キロを採取。現在9割ほどの生存率で、約2万匹の「純県産ウナギ」が育った。うち約100キロを初出荷した。冬場が最盛期のトラフグに対し、土用の丑(うし)の日を中心とする夏場の需要を確保した。
コメント